『シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン』

正統派マルゴースタイルを尊重した、　
格付け2級ながら良心的なシャトー

1855年のメドック格付けでマルゴー2級を与えられたデュルフォール・ヴィヴァン。当時の格付けでは、メドック全体で9番目というとても高い格付けが与えられていました。
しかし、1937～1961年までシャトー・マルゴーに所有され、シャトー・マルゴーやパヴィヨン・ルージュの一部とされていたため『シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン』の名で世に出回っていなかったため、他のシャトーに比べ知名度が極めて低いという歴史があります。
長く低迷が続いたシャトーに希望の光が射し始めたのは90年代に入ってからのこと。
1992年から現オーナーのゴンザック・リュルトン氏が大規模な設備投資を行ったことで品質は大きく向上し、1995年に念願の『シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン』として100％販売を再開。
元々マルゴーが所有するほどのポテンシャルの高い畑だったこともあり、更にそれに見合った投資を行ったことで、奇跡の復活を果たしました。

デュルフォールの造るワインは、非常に柔らかくエレガントで、パーカーなどの高評価は出にくいスタイルですが、日本の趣向としては面白いシャトーであり、何よりその品質はそのヴィンテージに左右されず、安定しています。
まさにマルゴーの正統派スタイルを尊重しているシャトーです。

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