『オーハイ ヴィンヤード』

『オーボン・クリマ』の共同経営者としてジム・クレンデネンとシャルドネとピノ・ノワールを造り、オーハイのラベルでシラーを生産していたアダム・トルーマックが、独立を機に、1983年に『オーハイ ヴィンヤード』を設立。

ワイナリーはヴェンツェラ・カウンティ(ロサンゼルスから車で約1時間北上)のオーク・ヴューという町にあります。
同郡ではオーハイが唯一注目に値するワイナリーと言われています。

設立当初、6エーカー(約15ha)の自社畑にシラー種を植えましたが、不運にもピアス病で全滅、自社畑の所有を断念してからは、優良畑からブドウを購入することに方針を転換します。
栽培農家は収穫量を多くして利益を上げようとする必要がなく、トルーマックの希望に添った栽培法で収穫量を抑えて栽培し、彼が望む質の高いブドウを手に入れることができるため、栽培農家とはエーカーで買う契約を結んでいます。

北ローヌの赤ワイン、エルミタージュに惚れ込み「自分が造るワインはシラーだ」と決心したことから、オーハイの生産ワインの半分はシラーです。
「一番好きなワインは良い年のブルゴーニュですが、いつも安定して美味しいのはシラー」とも語っています。

オーハイの魅力はその品質の高さにあり、アントニオ・ガッローニからは“サンタ・バーバラの隠された宝石”とも呼ばれています！

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