『ヴァイングート　ロベルト　ケーニッヒ』

シュペートブルグンダーを得意とする家族経営の小規模生産者『ヴァイングート　ロベルト　ケーニッヒ』。
ケーニッヒ家はラインガウで1704年からブドウ栽培を行ってきました。
1980年、ロベルト・ケーニッヒとその息子のロベルト・ケーニッヒ・ジュニアの代にワインを専業とします。ロベルト・ケーニッヒ・ジュニアの代には、シュペートブルグンダーのスペシャリストとして評価されるまでに至ります。
しかし2015年にロベルトが亡くなり、息子のフィリップが弱冠20歳にしてヴァイングートを引き継ぐことに。フィリップは４歳の頃から父の手伝いをしていて、シュペートブルグンダーからどのようにワインが出来るのかを見て学びました。ガイゼンハイム大学で栽培と醸造を学び、家族のワイン造りの伝統を守りながら、さらに品質を高めようと努力を続けています。

現在ロベルト・ケーニッヒでは、アスマンスハウゼンとリューデスハイムに合計8.2haの畑を所有しており、年間約4万本のワインを生産しています。ブドウの平均樹齢は25年で、樹齢30年以上の区画も数多くあります。樹齢の古いブドウは品質の面で優れているため、出来るだけ残すようにしています。
赤ワインを中心に生産しており、特にシュペートブルグンダーに注力しています。栽培する品種も85％がシュペートブルグンダーを占めています。
ワイン造りは畑、セラーともに伝統的な手作業で行い、収量を低く抑え、収穫の際は何度も厳しく選別を行います。醸造工程も細心の注意を払い、個性豊かで長期熟成のポテンシャルを持つワインを生産しています。
その品質の高さが認められ、現在ではドイツ国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国に輸出されています。

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