『ブレノ・ベランジェ』

18世紀末から続く長い歴史を持つ、銘醸地ヴィレ・クレッセの南隣・レゼ村にあるワイナリー『ブレノ・ベランジェ(旧ドメーヌ・ド・ネッス)』。1980年にベランジェ家の所有となり、1997年にギィ・ベランジェが自社での瓶詰めを開始。2017年には娘のエロディー・ブレノと夫のクリストフがワイナリーを継承しました。

マコン、マコン・ヴィラージュ、ヴィレ・クレッセなどに25haの畑を持ち、環境に配慮した「リュット・レゾネ」栽培を完全実践。2022年には環境認証「HVEレベル3」を取得しました。
クリストフの父は1990年代に除草剤をやめ、草を植える栽培方法を導入した先駆者です。彼らは自然の多様性を守るため、生け垣や果樹を植え、ミツバチの飼育も行っています。また、100ha以上の農地で穀物や油料作物も育てています。

白ワインは主にマコン・ヴィラージュとヴィレ・クレッセから造られます。マコン・ヴィラージュは石灰岩土壌で、花やレモンの香りが特徴。ヴィレ・クレッセは粘土質で、黄色い果実やミネラル感が際立ちます。

クリストフ・ブレノは2020年にブルゴーニュの若手醸造家の最高賞「ジューヌ・タラン」をマコネ地区代表として受賞。彼のワインは「飲みやすさ」を重視し、ミシュラン星付きレストランにも多く採用されています。

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