テヌータ・ディ・トリノーロ 2011

完璧主義から産まれる僅か2割の最高峰キュヴェ!
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品種 | カベルネ・フラン90%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%、プティ・ヴェルド4% |
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生産者 | > |
相性の良い料理 | 牛ステーキ |
備考 | 熟成:オーク樽にて7カ月(225L、新樽)その後セメント・タンクにて6カ月 |
23,800円(税別)
「鬼才」が産み出す、無名の地“サルテアーノ”で生み出されたワインが世界の頂点へ。
サルテアーノに輝く新星、「テヌータ・ディ・トリノーロ」
名もない荒地に過ぎなかったトスカーナ・サルテアーノのこの地を、一気に世界レベルへと一躍有名にしたテヌータ・ディ・トリノーロ。1980年頃にここを訪れ、「今では見ることのない100年以上前のトスカーナの田舎を感じた」と語るオーナーのアンドレア・フランケッティ氏が独自で設立したワイナリーです。
2.5haからはじめたワイン造りは独学で開始。ボルドーのシュヴァル・ブランやヴァランドローといった名立たる生産者の友人から学び、栽培ではフランスの経験豊かな専門チームを呼び寄せたりしました。出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度を1haあたり10,000株まで上げるなど改革を進め、今では葉の色を見るだけで、ブドウが今何をしているかわかるといいます。そうして生まれたワインは、学んだボルドーのトップ・シャトーにも負けない品質にまで高められました。
自然と一体となった生活を営みつつ、独自のワインの世界観を持つ彼は、いつしかイタリアワイン界を代表する存在になったと言えます。
盆栽のように低い仕立て、驚愕の収穫と厳選
トリノーロでは最高のブドウを得るための努力を一切惜しみません。仕立ては全て膝ほどの高さに揃えられており、非常に作業が大変でまるで盆栽の手入れをしているようです。これにより房が小さくなり非常に凝縮度と複雑な味わいのブドウを育てることができます。
畑には化学肥料は使いません。フランケッティ氏は科学肥料を使用すると土地のバランスが崩れると考えており、また堆肥は強すぎるので殆ど使用しません。全ては土地に対してソフトでなければならないと考えています。畑の手入れ度合いもイタリアでは最高峰の一つと言えます。
トリノーロの収穫は類をみない程のチェックが行われており、年によっては40回以上に分かれて行われます。これは区画、もしくは樹1本ずつとってもブドウの成熟度が異なるため、午前は駄目でも午後は収穫可能、ということもあります。毎回のブドウの試食をクリアして収穫された実は、まさに完璧な状態。力強く凝縮感にあふれていながら、決して上品さを失うことなく自信に満ちたワインへと生まれ変わります。
複雑で凝縮感ある圧巻の2011年ヴィンテージ!
奥深い香り、浸透するような旨味は決して重たくなく
「凝縮」という言葉だけでは言い表せない程複雑で濃密な造りです。
ビロードのような舌触りで、深い果実味に魅了される圧巻の1本!
パーカーポイントは96点!
飲み頃は2030年頃まで続きます