シャトー・ピション・ラランド 2012

進化を続ける「ポヤックの貴婦人」
種類 | > > |
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品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン59%、メルロー28%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド5% |
産地 | > |
生産者 | > > |
相性の良い料理 | |
備考 | ビオディナミ |
18,900円(税別)
格付け1級シャトーに肩を並べる「スーパーセカンド」
「シャトー・ラトゥール」に隣接するポイヤック随一の好立地に位置する、格付け第二級シャトー『シャトー・ピション・ロングウィル・コンテス・ド・ラランド』。
かつては「ピション・ロングウィル」というシャトーでしたが、相続によって
分割した際にラランドの王女が受け継ぎました。
1978年からはランクサン夫人の精力的な舵取りのもと、ステンレス発酵槽の新設、樽貯蔵室の拡充などを行い、品質の向上に貢献しました。
2007年からはルゾー家の所有となっており、ビオディナミを取り入れたり、カベルネの比率を上げたりと改革を行いました。
また、2012年に醸造家のニコラ・グルミノー氏がワインメーカーに就任。
パーセル(区画)ごとの醸造をより厳密に行うことで、より緻密なスタイルへ変化しています。
スーパーセカンドとして確固たる地位を築いた今でも、常に進化を続ける注目のシャトーです。
洗練された上品さの中に秘めた女性的力強さ
「ポイヤックの貴婦人」という呼び名のように、滑らかな口当たりと柔らかな味わい。
フルーティーで女性的なワインでありながら、10~20年熟成できるタンニンとコクも持ち合わせています。
1990年代まではポイヤックの中でも特にメルロの比率が高く、女性らしい優美で華やかなスタイルでしたが、近年はカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を調整し、力強い味わいを意識しています。
また、新樽の比率を半分にまで引き上げ、フルーティーさを意識した醸造が行われています。
上質なタンニンと美しい酸味のバランスが良く、長い余韻も印象的なワイン。
洗練されたエレガントな味わいの中に、女性的力強さを秘めており、「貴婦人」の呼び名にふさわしい気品溢れた1本です!